お知らせ

 出版/寄稿
  ・関口尊成弁護士が執筆した「保険代理店M&Aの実務-事業承継から買収まで」が保険毎日新聞から刊行されました。

 事務所主催セミナー
 『企業価値評価の仕組みと買収価格の算定・調整』
 【開催日時】2026年2月25日(水) 13:00~14:00
 【開催形式】WEB配信 (Zoom Webinar)
 【参加費】無料 (事前登録制)
 【申込締切】2026年2月24日(火) 12:00まで
 【講師】中田順夫 弁護士
 【申込】Webinarに申し込む

 『日本の上場会社M&Aの最新トピック』
 【開催日時】2026年3月25日(水) 13:00~14:30
 【開催形式】WEB配信 (Zoom Webinar)
 【参加費】無料 (事前登録制)
 【申込締切】2026年3月24日(火) 12:00まで
 【講師】中田順夫 弁護士辻裏光希 弁護士
 【申込】近日HPで案内予定

最近の関与案件

株式会社ルネットによる株式会社パリミキホールディングスに対する公開買付けに関し、関口尊成、名古屋秀幸、春山莉沙、栗崎雅也の各弁護士が株式会社パリミキホールディングスの特別委員会のアドバイザーを務めました。
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クリーニングファンドであるAtoG1号投資事業組合によるその投資ビークルで完全子会社の株式会社AtoG 1を通じたマレーシアのCK MAC Global Sdn. Bhd.の全株式買収と、株式会社AtoG1の全株式譲渡によるCK MAC Global Sdn. Bhd.の株式会社山善に対する売却について、中田順夫、中井直子、木下美希の各弁護士がAtoG 1 号投資事業組合のカウンセルを務めました。
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株式会社昭文社ホールディングスによるBEASTAR株式会社の株式取得について、副田達也、太田香の各弁護士が株式会社昭文社ホールディングスのカウンセルを務めました。
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トーヨーカネツ株式会社の子会社による株式会社バーネットの事業承継(吸収分割)について、副田達也、太田香、栗崎雅也の各弁護士がトーヨーカネツ株式会社のカウンセルを務めました。
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将来宇宙輸送システム株式会社による株式会社JALエンジニアリングとの資本業務提携について、副田達也、栗崎雅也の各弁護士が将来宇宙輸送システム株式会社のカウンセルを務めました。
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現在継続中のM&A/JV案件アメリカ4件、スイス1件、ドイツ1件、メキシコ1件、タイ1件、インドネシア2件、マレーシア1件、シンガポール1件、ベトナム1件、中国1件、グローバル1件、国内34件など多数進行中。


最新トピック

『インドM&AとFEMA』
文責 関口尊成、木下美希


インドM&Aにおいて、Foreign Exchange Management Act(FEMA)の理解は重要です。FEMAはインドの為替管理法であり、外国為替取引を規制するものです。

まず、FEMAの下位規範である価格設定ガイドラインでは、インド非居住者への株式発行または譲渡は、所定の評価手法により算定された公正市場価値(FMV)を下回ってはならないと規定されています。このため、買収価格の設定は、こうしたガイドラインを遵守して行われなければなりません。

また、FEMAは、繰延対価に厳格な条件を課しています。すなわち、買収価格の25%までしか繰延できず、その支払いは18か月以内に決済されなければなりません。こうした規制はアーンアウトの設計(時限や価格の調整幅)にも影響します。

なお、インドの実務では、外国投資家はEBITDAベースのアーンアウトを用いることが多いですが、製造業などの分野では、税引後利益、売上高ベースのアーンアウト(特別損益、関連当事者取引、会計方針変更等の調整が加えられることもあります)が用いられることがあります。これらの指標が好まれる理由としては、インドの会計基準またはIFRS下で監査が容易であること、インド会社法に基づく法定提出書類と整合性があること等が挙げられます。

加えて、FEMAの規制やインド銀行実務により、減額方向の価格調整は困難であるため、クロージング時に支払われる買収価格が仮のものであり、今後確定することを明確にしつつ、価格調整を担保するために(クロースボーダー送金を必要としない)インド国内のエスクローを設定することもあります。

インド国内のエスクローとは、エスクローエージェントをインド国内の銀行または金融機関とし、インド国内の口座を用いるものです。典型的なエスクローエージェントは、信託銀行ではなく指定商業銀行(Scheduled Commercial Banks)であり、手数料は取引規模や複雑さに応じて、通常、エスクロー金額の年率0.1%から0.5%の範囲です。

上記では、インドのFEMA規制の一部について、簡単に触れましたが、インド案件では、プロモーターの存在等、その他多くの特殊性がありますので、ご注意ください。


・本ニュースレターは、クライアントの皆様への一般的な情報提供を目的とするもので、法的アドバイスを提供するものではありません。個別案件については当事務所の中田弁護士あるいは水落弁護士までご相談ください。
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